当院では、本当にお口のことを考えた治療を行っています。歯周病治療においては、むやみに抜歯をすることはありません。しかし、重度まで進行してしまった場合、患者様にご納得いただいた上でやむを得ず抜歯しています。むりやり歯を残そうとしても、結局長持ちさせることができないのです。また、むりやり歯を残す治療を施したとしても、治療に時間がかかるのにもかかわらず、結局お望みの形にはならないのが現実なのです。
使えない歯をむりやり残すよりも、抜歯をしてしっかり咬めるインプラントを入れたほうがいいのです。重度の歯周病の場合でも、きちんと治療すればインプラントが20年持った症例も多くあるので、安心してお任せください。
なお、重度の歯周病治療には破壊された歯周組織を再生させる「再生療法」を行う医院がほとんどですが、当院では再生療法を行っていません。なぜなら、歯周病によって破壊された歯周組織は、再生療法を行っても完全に再生することはなく、結局解決につながらないからです。
当院では、残せる段階の歯はできるかぎり残すことを前提とした上で、やむを得ず抜歯が必要な歯は適切な時期に抜歯する、という方針をとっています。やみくもに歯を残すことだけが正しい治療ではありません。医師だけの判断で治療を勝手に進めるようなことは決してせず、きちんと患者様と話し合いを重ねながら進めていきますので、安心してご相談ください。
じっくりとお話を聞きお悩みを伺った後、お口の中を診察します。
お口の中の写真撮影や症状の進行度を調べるために「歯周ポケット検査」「歯の揺度検査」などを行います。そしてレントゲン撮影によって顎の骨の状態を調べ、よりくわしく歯周病の進行度を確認します。場合によってはだ液検査や口腔内細菌検査を行います。
検査やレントゲン撮影の結果をもとに、患者様にお口の状態や診断内容についてくわしくご説明します。わかりにくい部分などがありましたら、なんでもお気軽におたずねください。
検査結果とコンサルテーションでの患者様との話し合いをもとに治療計画を立て、ご理解いただけるまでご説明します。
治療計画に納得していただけましたら、治療に入ります。治療は、進行段階によってクリーニングや外科的処置などさまざまなものがあります。毎回、きちんと治療内容をご説明しながら進めますので、ご安心ください。
歯周病は、一旦治療が完了したらそれですべて終わりではありません。再発しやすいため、治療後のよい状態をキープするためには定期的なメインテナンスが欠かせないのです。ご自身の歯をできるだけ長持ちさせるために、積極的にご来院ください。